いつもの教室を離れ、異なった環境に身を置き、新たな視点で物事を考えてみる。これが体験教室の醍醐味です。二松学舎大学附属柏中学校には普段の授業の他に、魅力的な体験プログラムが多数用意されています。そしてすべての活動が、グローバルな視野を育み、「自問自答力」を養成することを目的としています。
■ 多彩な体験プログラム
学校の近くにある手賀沼の環境と歴史を学びます。身近な自然を自分の目で再確認することから始め、地球規模の環境問題にまで視野を広げます。
学校近くの田んぼをお借りして、田植え・稲刈りを体験します。小さな苗から秋の実り、収穫に至るまで自然の成長を見つめ、秋には自分達で作ったお米を鍋で丁寧に炊いていただく収穫祭を行い、いのちのつながりを考えます。
毎年、国際都市東京で都市の歴史・文化・テクノロジーを学びます。日本科学未来館、国立科学博物館、東京国立博物館等の見学をし、秋の宿泊研修の事前学習の一環としても、見聞を深めます。
▶ シンガポール・マレーシア
修学旅行
シンガポール・マレーシアでは各国の文化、歴史を学びます。これまでに学んだ英語力を生かし、現地校との異文化交流を行います。平和学習として戦争の歴史にふれたり、沼の教室の一環としてシンガポールの水事情を学びます。
▶ 奈良・京都研修旅行
自国の文化を理解することは、グローバルな視点を持つための基本です。入念な事前学習を行い、研修旅行後には、研修成果を発表します。
3泊4日の日程で実施するスキー研修に参加します。スキー学習を通じて、チャレンジする心、スポーツを楽しむ心を育てます。同時に山の営み、山の四季についても考えを深め、雪の結晶観察等も実施します。
本校では、生徒全員が学習システム入りのタブレットを持ち、様々な教育活動の場で活用します。レンタル形式なので、もしもの不具合でも安心。(本体+通信費は預り金からの支出となり、別途費用は不要です)
プロジェクターを用い、電子教科書・動画・スライドといった多くのデジタルコンテンツを活用することで、授業内容や諸活動をより深いものとし、理解度の向上を目指します。
● 板書のデジタル化
● 解答の投影
● 動画・資料の投影
● プレゼンテーションへの利用
● 部活動での利用
ICT(Information and Communication Technology)機器を活用することで時代のニーズである「メディアリテラシー」※や「自問自答力」を養い、社会に貢献できる人材を育成します。教育目標である「自律をはかり、主体性を身につける」「社会への関心を高め豊かな国際性を身につける」ことへ結びつく学習をしています。
※メディアリテラシー : 情報を伝達する媒体(メディア)を使いこなす基礎的な素養のこと
● 電子資料の配付
● 動画教材の利用
● AL(アクティブラーニング)への活用
● 学習記録
● 校外学習での利用
● 自問自答のツールとして
● 「ポートフォリオ」※としての活用
● 電子図書館の利用
中1で初級、中2で中級、中3で上級、毎年全員が「漢文検定」にチャレンジしています。
本校の人間教育の原点は、中国の思想家、孔子の言行を弟子たちが記録・編集した『論語』に学ぶところにあります。最初の取り組みは、漢文検定テキストを使った「素読・暗唱」です。たとえその時は難しく感じても、声に出して『論語』を読み、その精神に触れることで、自然とその言葉を自分のものにすることができます。そして徐々にその意味を理解していることに気づく時が、自らの成長を実感する瞬間です。人格形成期である中高6年間に、『論語』に学ぶ意義は大きいもの。暗唱によって体に染みついた『論語』が、生涯にわたって生きる道筋を示してくれるはずです。