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3月24日 修了式講話から:ありがとう。再会

2017.03.24

先ほど、私は本校の学校行事で皆さんと歌う最後の校歌を歌いました。

校歌については、冒頭「松のみどりに降りそそぐ 朝のひかりのさわやかさ」、その「さわやかさ」は、校歌3番の「愛とまごころ人の道」「三つの教え」「いただいて」、つまり校訓である「仁愛・正義・誠実」を自問自答することによって育まれます。本校はそんな「さわやかな進学校」を目指しています。と、本校の学校説明会ではこのネクタイの色合いで雰囲気を伝えるとともに実際に少し歌いもして紹介してきました。

縁あって年前に赴任し、「さわやかな進学校」づくりを目指し、そんな「二松にしよう」とコピーをつくり、二松学舎の大先輩である夏目漱石に「二松にしよう‼」と言わせたポスターをつくり、漱石没後100年の昨年2016年、生誕150年の今年2017年にゴールを定めて、二松学舎の仲間とともに自分に与えられた責任を果たすべく、自分なりに一所懸命、精一杯やってきました。

そうして昨年は、そのころ考えてもみなかった漱石のアンドロイドが二松學舍に登場し、また本校の卒業生の村田沙耶香さんが芥川賞を受賞しました。今年は本校初めての東京大学合格者が2名。その他、志を高く持ってそれを果たした多くの卒業生が、そんな「二松にしよう」と頑張りました。各自が自分に与えられた責任を果たしました。素晴らしい仲間たちです。これからの皆さんの目標となります。どうぞ後に続いてください。

4月から私は、箱根駅伝でいうと復路の最後に近いもう一区間を新たな襷を受け取って走りはじめます。縁あって自分に与えられた責任を精いっぱい果たすだけです。目の前にあるありのままの現実を受け入れて、そこで役に立てれば幸いです。校歌の最後「よろこびを 悲しみを 眉あげて歌え」と自分に言い聞かせて残りの人生の第一歩を踏み出します。

松のみどりに降りそそぐ 朝のひかり」のようなこのネクタイと「さわやかな進学校」への志を駅伝の襷のように次の校長に引き継ぎます。皆さんにも今後のさらなる頑張りを期待して最後の講話とします。

ありがとう。再会。




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